クラウドファンディングとは

拙者、らんまると申す。
変化の多きこの時代、思い切ったことに挑戦したいのは山々であるが、毎度のこと、お金の心配が尽きぬ。何とかならないものであろうか・・・

らんまるさん!「クラウドファンディング」という、資金調達の方法について聞いたことはありますか?
えっ、初耳だから詳しく知りたいですって!?
では、当協会の認定サポーターである、わたくしスーシーが、ご案内いたしましょう。

クラウドファンディングとは

スーシーどの、そもそも、クラウドファンディングとは、どのようなものでござるか?

クラウドファンディングとは、実現したいプロジェクトを、インターネット上の「プラットフォーム」と呼ばれるサイトで公開し、不特定多数の人から、少しずつお金を集める仕組みのことですよ。

なるほど。インターネット上で拙者が夢を語ると、それを見た仲間たちが少しずつお金を出し合い、応援してくれるのであるか。たいそう心強い助っ人のような仕組みでござるな。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングには、目的別に「購入型」「寄付型」「融資型」などの種類があります。
当協会では、日本最大のクラウドファンディングサイト【CAMPFIRE】と提携して、主に「購入型」の支援をしているんですよ!

ふむふむ。「購入型」は売買契約として取り扱われ、リターンを支援者に返す必要がある。制作物や体験といった「お金ではないもの」を、お礼としてお返しするんじゃな。

はい、その通りです。なお、集まったお金は課税対象にはなりますが、支援者に返済の必要はなく、使い道にも制限がないので、思い切ったことにも挑戦しやすいですよ!

クラウドファンディングのメリット・デメリット

では、クラウドファンディングには、どんな良いことがあるでござるか?

クラウドファンディングは、プロジェクトの企画段階からスタートできるので、途中経過を情報公開し、支援者から意見をもらうこともできます。また支援者からの紹介などをきっかけに、新たな支援者が現れることも!
ものづくりのプロジェクトなら、企画段階からファン(支援者)を募り、集まった分だけ作ることも可能です。

なんと!!!
お金を得ながらも、プロモーション(広告)ができてしまうで ござるか!!

さらなる資金調達につながる可能性も

これはまことにすばらしい!支援者も新たな仲間として、共に取り組む醍醐味もありそうじゃのう。
えっ!?他にも耳寄りな情報があると?

実は、クラウドファンディングの成功が、補助金※の申請や金融機関の融資の際に、実績として評価されることもあるんですよ。
さらなる資金調達が可能となれば、ビジネスチャンスもますます広がりますね!

※H31年度「ものづくり補助金」「小規模事業持続化補助金」など

①資金調達

  • 目標金額を定め、資金を調達できます。
  • 与信限度や事業の成功可能性で評価されず、どれだけ共感を得られるかが成功の秘訣になります。

②顧客を知る

  • 製品をを流通に乗せる前に顧客ニーズを把握でき、在庫や販売不振のリスク低減につながります。
  • メッセージ機能を利用することにより、顧客と直接コミュニケーションを取ることができます。

③PRにつながる

  • プロジェクトが盛り上がるとメディアが注目し、取材されることも!
  • SNSで拡散されることにより、プロジェクト実行前から多くの人の共感を得ることができます。

さて、スーシーどの、ここまで何だか良さげなことばかり申しておるが、実は何かデメリットもあるのではないか?

そうですね、クラウドファンディングが失敗しても、プロジェクトの情報がインターネット上に残り続けるのは、デメリットでしょうか。
また、支援者とのやり取りの中で、誤った対応をすることで反感を買ってしまい、インターネット上で批判や悪評を受けてしまうケースもあるようです。 直接顔は見えずとも、支援者もお客様。信用を損なわない対応が求められます。

「All in」と「All or Nothing」

それではクラウドファンディングをして、実際に手元にお金を得るためには、どのような条件があるのじゃろうか?

まず、クラウドファンディングには「All in」と「All or Nothing」という募集方法があるのを覚えてくださいね!
大きな違いは「集まったお金が目標金額に届かなかったらどうなるか」です。

「All in」とは、達成金額に関わらず、集まったお金を受け取ることができます。また支援者にリターンを返す必要もあります。

「All or Nothing」とは、目標金額に届かないときはお金を受け取れず、支援者には全額返金となり、リターンの必要はありません。

※CAMPFIREのケース

また、プロジェクトの実行には、プラットフォームの利用手数料が発生するのもお忘れなく!
ただし、残念なことに「All or Nothing」方式でプロジェクトが失敗したときには、手数料はかかりません。
みんながチャレンジしやすいルールですよね!

クラウドファンディング、ぜひ拙者もやってみたいぞ!!お金をじゃんじゃん集めて、夢をばんばん叶えるでござる!!

では、らんまるさんのために、大切なことをお教えしましょう。クラウドファンディングは「支援を集める」ためのものであり、「支援が集まる」ものではありません。だから、一人でも多くの人にプロジェクトを知ってもらい、応援してもらう工夫が必要です!

クラウドファンディングをやれば、インターネットを通じて、助っ人が自然と集まってくるわけではないのでござるか・・・

そう、努力なしに資金は集まらず!ですよ。
まずは会社のホームページはもちろんのこと、チラシやポスター、ご自身のSNS(Facebook・Instagram・Twitterなど)を活用して、プロジェクトの存在を周囲にどんどんアピールしていきましょう。
まずは知ってもらうこと!営業と同じですね。

共感を呼ぶ記事作り

では、みなのものにプロジェクトを知ってもらったのちは、どうしたら支援者としてお金を出してもらえるであろうか?

クラウドファンディングは、各々のプロジェクトに対する「共感」に支援が集まるといわれています。
数字が並ぶ資料だけでは、伝えきれないことがたくさんありますよね。どういった人が、どんな思いで実現させたいことなのか、支援をするとどんなお楽しみがあるのかなどを、しっかりとプラットフォームの募集ページで見せていく必要があります。

支援者に共感を呼ぶストーリーや、ワクワクする期待を持ってもらうことが、重要であると。
ううむ...果たして拙者にできるのであろうか、だんだん不安になってきたでござる。

らんまるさん、ご安心ください!
当協会には、クラウドファンディングにノウハウのある士業限定の「認定サポーター」がいるので、しっかりと募集ページの記事作成もアドバイスできますよ。さらにプロジェクトが成功したら、その後の事業運営までお手伝いすることも可能です。

税理士さん・司法書士さんなどのプロフェッショナルが、拙者のために力を貸してくださるのか!それは大変良いことを聞いたでござる!

ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!
みなさんもクラウドファンディングで、私たちと一緒に夢を叶えましょう!

これから、そなたはどんな面白いことを世に送り出してくれるのであろうか。拙者も楽しみにしておるぞ。では、さらばじゃ!

お問い合わせ

当協会では、クラウドファンディングに知識を持った”認定サポーター”である税理士などの「士業」が、クラウドファンディングの支援を通じて、あなたの夢の実現をサポートします。
相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。